Ⅰ、育成事業
[1]天理教教内子弟に対する学資給与事業
天理教教内子弟で学資不充分の者に対し、それぞれの実情に即して学資を給与し、国内各地並びに海外各国の諸学校に就学させ、その育成にあたる(その学生生徒を扶育生とよぶ)。
就 学 学 校 | 新扶育生予定数 | 2024年度扶育生数 | 学資補助額(年額) |
天理小学校 | 37 | 238 | 310,000円以内 |
天理中学校 | 46 | 162 | 428,500円以内 |
天理高等学校第一部 | 189 | 553 | 1,135,270円以内 |
天理高等学校第二部 | 108 | 371 | 1,159,273円以内 |
天理大学、大学院 | 93 | 318 | 1,500,000円以内 |
天理教語学院 | 23 | 23 | 846,000円以内 |
全国各地高等学校 | 16 | 49 | 60,000円以内 |
全国各地高等専門学校 | 0 | 1 | 60,000円以内 |
全国各地大学・大学院 | 65 | 206 | 1,000,000円以内 |
海外派遣留学生 | 1 | 7 | 派遣国の実情による |
計 | 578 | 1,928 |
- 扶育生数は、新扶育生採用予定者を含めた本年度の見込みである。
- 全国各地学校とは「学校法人天理大学」「学校法人天理教校学園」所管外の学校をいう。
[2]扶育生の育成
扶育生育成のために主として下記事項をおこなう。
1、扶育生の「学生生徒修養会」への参加呼びかけ
高校、高専、大学、大学院に学ぶ学生生徒を対象として毎年開催される「学生生徒修養会」(天理教教会本部主催・夏季および春季休暇中に開催)は、信仰的雰囲気のなかでの団体生活によって得るものが大きく、扶育生育成の観点からも積極的に参加するよう、該当扶育生に案内をする。
2、いちれつ会報の刊行
機関誌「いちれつ会報」は、扶育生としての各自の意識を高めるため、また、扶育出身者へは後輩育成のための寄付金呼びかけ、さらに事務局からの連絡、或いはそのときどきの記録を掲載したもので、年1回の発行物。本年度は、第133号(12月発行予定)を刊行配布する。
3、創立記念行事
令和6年、本会創立96周年にあたり、おやさと各学校扶育生を集めて記念式を行う。
4、扶育生に対する懇談指導
新扶育生に対しては扶育決定懇談会を開催し、在学扶育生に対しては機会を設けて個々に面接して懇談指導する。また、全国各地の学校に在学する扶育生に対しては文書等をもって、あるいは機会を設けて面接して懇談指導し、その適切な育成を期す。
5、扶育生に対する学芸等の奨励
本法人事務所所在地の各学校扶育生のうち、学芸及びスポーツに精励して顕著な成果をあげた者に対して、その天分を伸長し技能を助成する上から、本会は扶育の一環として奨励金品を給付して激励する。
[3]海外在住の天理教教内子弟の育成
「アメリカ委員会」、「ハワイ委員会」、「ブラジル委員会」、「海外地域委員会」(海外委員会が設置されていない国・地域の子弟を対象)及び「海外出向者子弟委員会」(海外の拠点に赴任する本部勤務者子弟を対象)を設け、海外各国に在住する天理教内子弟を対象に、本会創立の趣旨に基づく扶育業務及び育成指導に当たらせる。
Ⅱ、処務
[1]会議
(1)評議員会
A、定時評議員会(6月末)
・令和5年度貸借対照表及び正味財産増減計算書の承認
・任期満了に伴う役員の改選
(2)理事会
A、通常理事会(5月及び翌年3月)
・事業計画及び正味財産増減予算の承認
・事業報告及び計算書類の承認
B、臨時理事会
(3)委員会
A、扶育生選考委員会
・大学および大学院扶育生選考(11月開催)
・高等学校および高等専門学校扶育生選考(12月開催)
※天理小学校、天理中学校扶育生選考も含む
(4)事務局会議
A、定例事務局会議(毎月1~2回開催)
・公募外扶育生の決定
・扶育異動承認
・事務局運営状況報告
・規程規則等の立案
B、臨時事務局会議
(5)その他
A、直属育成担当者会議
・年1回(5月25日開催)
B、要員育成担当者会議
C、各学校扶育委員掛との懇談
D、海外委員会委員長会議
[2] 広報
(1)扶育生募集
A、大学大学院扶育生募集
・要項発表…6月下旬
・願書提出期間…10月1日~10月31日
B、高校高専(小中)扶育生募集
・要項発表…6月下旬
・願書提出期間…10月1日~10月31日
※いずれも、天理時報紙上にて発表する他、各教区委員会およびかなめ会にても募集の広報をおこなう。
(2)返還説明会(大学・大学院生対象)
A、天理大学扶育生
・翌年1月及び2月に返還説明会を実施する。
B、全国各地大学扶育生
・「返還のしおり」発送をもって説明に代える。
(3)出版物(いちれつ会報以外)
A、「一れつ会の概況」
・年度末に発行予定…配布先は直属教会、集会員。
B、「扶育生のしおり」
・年度初めに新扶育生及びその保護者に配布。
C、「おたより」
・年1~2回、各地の扶育生等を対象に発行。
扶育生募集要項および扶育生への連絡通知事項は、本会ホームページにも掲載して周知徹底をはかる。
Ⅱ、予算