Ⅰ、育成事業
[1]天理教教内子弟に対する学資給与事業
天理教教内子弟で学資不充分の者に対し、それぞれの実情に即して学資を給与し、国内各地並びに海外各国の諸学校に就学させ、その育成にあたる。本会創立の趣旨に則り学資給与のうえ育成することを「扶育」といい、これらを受ける学生生徒を「扶育生」と呼ぶ。
就 学 学 校 | 令和7年度
新扶育生採用予定数 |
令和7年度扶育生数 | 一人当たりの
学資補助額(年額) |
天理小学校 | 31 | 221 | 310,000円以内 |
天理中学校 | 53 | 148 | 428,500円以内 |
天理高等学校第一部 | 216 | 568 | 1,135,270円以内 |
天理高等学校第二部 | 100 | 382 | 1,175,011円以内 |
天理大学、大学院 | 43 | 275 | 1,500,000円以内 |
天理教語学院 | 20 | 20 | 846,000円以内 |
全国各地高等学校 | 22 | 58 | 60,000円以内 |
全国各地高等専門学校 | 0 | 1 | 130,000円以内 |
全国各地大学・大学院 | 27 | 171 | 1,000,000円以内 |
海外派遣留学生 | 2 | 3 | 派遣国の実情による |
計 | 514 | 1847 |
(注) 1. 扶育生数は、新扶育生採用予定者を含めた本年度の見込みである。
2. 全国各地学校とは、「学校法人天理大学」所管以外の学校をいう。
[2]扶育生の育成
扶育生育成のために主として下記事項を行う。
(1)「学生生徒修養会」受講の呼びかけ
高校、高専、大学、大学院に学ぶ学生生徒を対象として毎年開催される「学生生徒修養会」(天理教教会本部主催・夏季及び春季休暇中に開催)は、信仰的雰囲気のなかでの団体生活によって得るものが大きく、扶育生育成の観点からも必ず受講するよう、該当扶育生に案内する。
(2)創立記念行事
令和7年、本会創立97周年にあたり、おやさと各学校扶育生を集めて記念式を行う。
(3)扶育生に対する懇談指導
天理小学校、天理中学校、天理高等学校の新扶育生保護者に対しては、扶育決定懇談会を開催し、在学扶育生に対しては機会を設けて個々に面接して懇談指導する。
(4)扶育生に対する学芸等の奨励(制度休止)
本会事務所所在地及び全国各地の各学校扶育生のうち、学芸及びスポーツに丹精して顕著な成果を挙げた者に対して、その天分を伸長し技能を助成するうえから、扶育の一環として奨励金品を給付して激励する。
[3]海外各国在住の天理教教内子弟の育成
「アメリカ委員会」、「ハワイ委員会」、「ブラジル委員会」、「海外地域委員会」(海外委員会が設置されていない国・地域の子弟を対象)及び「海外出向者子弟委員会」(海外の拠点に赴任する本部勤務者子弟を対象)を設け、海外各国に在住する天理教内子弟を対象に、本会創立の趣旨に基づく扶育業務及び育成指導に当たらせる。
Ⅱ、法人管理業務
[1]会議
(1)評議員会
A、定時評議員会(6月末)
・令和6年度貸借対照表及び正味財産増減計算書の承認
(2)理事会
A、通常理事会(5月及び翌年3月)
・令和6年度事業報告及び計算書類の承認
・令和8年度事業計画及び正味財産増減予算書の承認
B、臨時理事会
(3)委員会
A、扶育生選考委員会
・大学扶育生選考(11月開催)
・天理小、天理中、天理高校扶育生選考(12月開催)
(4)事務局会議
A、定例事務局会議(毎月1~2回開催)
・公募外扶育生の決定
・扶育異動承認
・事務局運営状況報告
・規程規則等の立案
B、臨時事務局会議
(5)その他(必要に応じて)
A、直属教会扶育生育成担当者会議
B、海外委員会委員長会議
[2] 広報
(1)扶育生募集
A、大学扶育生募集
・要項発表…6月下旬
・願書提出期間…10月1日~10月31日
B、天理小、天理中、天理高校扶育生募集
・要項発表…6月下旬
・願書提出期間…10月1日~10月31日
※いずれも、天理時報紙上で発表するほか、「かなめ会」でも募集の広報を行う。
(2)出版物
A、「いちれつ会報」
時宜の記録を掲載し、年1回発行する。
(3)ホームページ
扶育生の心得や扶育費の受け取り方など、扶育生として心得ておくべき事項を掲載する。
扶育生募集要項及び扶育生への連絡通知事項は、本会ホームページに掲載して周知徹底をはかる。
Ⅲ、予算